猫に薬やサプリメントを与える事は犬に比べるとハードルが高いです。
というのも猫は自分に素直で自由な生き物なので、犬と違って嫌なものは嫌でなかなか我慢してくれることはない為です。
嫌な味がすると唾液を多く出し、くちゃくちゃと泡立て、頭を振ってそこらにまき散らすこともあります。

その点、スーパーオリマックスは他社のサプリメントと比べると比較的与えやすくなっており、唾液を出してまで拒否する程の嫌い方はしませんが、かといって犬のように喜んで食べてもらえるかというと、やはりそこまではなかなか難しいものがあります。

そこでここでは猫にスーパーオリマックスを上手に与えるコツをご紹介します。

重症疾患や癌・腫瘍などに罹患した猫は食欲が全くなくなってしまう事があります。
この状態では、スーパーオリマックスを強制的に与えるしかありません。
与えたい量のスーパーオリマックスを１～２ml程度の水道水に溶いて、スポイドなどで飲ませてください。
一人で与える場合、まず首の後ろの皮膚を大きくつかみ顔が上に向くように少し手首をひねります。
つかむイメージは、母猫が子猫を運ぶ時に首の後ろをくわえる様にです。
かわいそうな事をしている訳ではありませんので心配しないで下さい。

猫は首の後ろの皮膚をぎゅっとつかまれると、本能的にじっとしてしまう習性が働きます。

これは母の口にくわえられ運ばれるのと同じで、安全な場所に移動してもらえると時と同じ感覚になるのでおとなしくなるのです。

そして上あごの犬歯（牙）の後ろの隙間（口を硬く閉じていてもしっかり隙間があります。）にスポイドを差し込み先端を上あごの洗濯板状のところ（硬口蓋）にくっつけ少しずつ液を入れます。洗濯板状の硬口蓋に沿って液はのどの奥に流れ込み、反射的に飲み込みますので少しずつ入れてください。
ただし、非常に攻撃的な猫の場合は危険を伴いますので強制的に与える事は極力避けた方がよいでしょう。

このような猫に対しスーパーオリマックスを食べ物に混ぜるのはやめておいた方が良いでしょう。
せっかくわずかでも自主的に食べてくれているのに、その食べ物に警戒心や疑いをもたれる事は避けるほうが無難です。
食事に混ぜるよりもやはりサプリメントのみを強制的に与えた方が良いでしょう。
しっかり食欲が増して来たなら次の（３）を参考にして食べ物に混ぜて与えてください。

缶詰タイプであればしっかり混ぜ込めばほとんどは大丈夫でしょう。
少し警戒しても数分待ってみてください、その後ゆっくりでも食べてくれればすぐに慣れます。もし食べなければ当初スーパーオリマックスを少量混ぜて与えるとこらか始め、なれてくれば徐々に増量してください。
ドライフードの場合、時間的に余裕があるのであれば、顆粒状にし耳かきに１杯程度をドライフードにまぶして様子を見てください。
臭いを嗅ぎ、食べずに食器の前で悩むかも知れませんが待ってみてください。
背中に不満をにじませても、食べるようなら大丈夫です、徐々に増量していってください。
食べないようならフードにまぶさず ”カレーライスの福神漬け” のように食器のはしにほんの少量置いて、存在することに慣れさせてください。
そして１週間程して１歩前進、少量まぶして食べさせてみてください。

その子その子に合わせて工夫をすべきところ、大雑把な分類で方法を述べたに過ぎませんので、うまくいかない事もあると思います。あきらめずにゆっくり時間をかけ、また自分なりの工夫もして頑張ってみてください。

低分子米ぬかアラビノキシランと米ぬかアラビノキシラン(=Biobran-MGN3)は前田博士が開発し誕生した成分です。
Biobran-MGN3はヒトや各種動物において単球、マクロファージ、樹状細胞、NK細胞の強力な活性化によって免疫力を向上させます。

この作用に関しては主にアメリカの大学から研究論文が発表されています。
さらにBiobran MGN-3の免疫調整作用についても研究がされています。

Biobran MGN-3 の免疫調整作用によりヒトの免疫介在性疾患が改善する事が知られており、２００４年の薬理と臨床に慢性関節リウマチ患者へ投与した結果著効したという報告が掲載されました。

犬にも免疫介在性疾患がいがいに多く見られます。

犬の免疫介在性の疾患には、
　　　免疫介在性溶血性貧血（自己免疫性溶血性貧血）
　　　免疫介在性血小板減少症（血小板減少性紫斑病）
　　　無菌性結節性脂肪織炎　使用症例はこちら
　　　糸球体腎炎
　　　多発性関節炎
などがよく知られています。

これら免疫介在性疾患にかかった犬達の治療は常に困難を極めます。治療に加え低分子米ぬかアラビノキシランによる栄養補給を行うことは大変有用であると考えられます。